2010/12/25 伊勢・名古屋旅行3日目 松阪・関
概要
行き先 | 三重県松阪市、亀山市 |
目的 | 松阪城下と関宿の訪問 |
同行者 | 2人 |
鉄道乗車距離 | 128.8q |
移動経路
伊勢市↓参宮線・紀勢線
松阪
↓近鉄
桑名
↓関西本線
関
関
↓関西本線
名古屋
当日の流れ
7時41分の快速みえで松阪へ。そんなに行きたいわけではないが時間つぶしとして。予定表では松阪城に行くとかいったがそんなのは時間調整であって目的は木綿商人の館と本居宣長旧居。
さて、松阪につくと8時7分だった。徒歩15分の本居宣長記念館が9時開館なので時間がかなり余る。ということで突風が吹き寒い中樹敬寺へ。ここに本居宣長の墓があるので時間を調整しに。明治天皇が昼食をとったことを自慢している。また、「テレホン法話」なるものがあり、電話すれば法話が聞けるようだ。怪しい。そして入ろうとしたが、門が柵で封鎖されている。中を見ると庭師の作業現場があり工事中のようだ。なので帰った。
次はひたすら住宅地を歩いて松阪城方面へ。時間が余ってしょうがないので行く予定の無かった松阪神社・本居宣長ノ宮へ。行く予定が無いだけあってなにかあるはずも無く参拝して終わり。本居宣長ノ宮は本居宣長を祭った新しい神社で氏子がいないので寄付しろとかあった。
さて松阪城についた。石垣や門の跡を見ながら上へ行く。石垣が残っている。天守跡へ行くのだが風がとんでもなく強い。吹き飛ばされそうだ。それも立て札に「石垣注意」とありなんじゃそれと思って昔の屋敷が見えるように石垣の上へ行くと、柵もなしにいきなり落ちたら死ぬレベルの崖があった。これは危なすぎる。そこらの説明ボードによると、蒲生氏郷築城。今wikiるとその後にあの服部小平太が3万5000石で入っていた。こりゃ危ないから直すべきだな。
ということで本居宣長記念館へ。客がいないので独占状態。宣長の作品(重文)が大量にある。どんな人なのかは分かった。そして隣の旧居に行く。ここでもおっさん出現。案内してもらえることになった。おっさんに「先生の作品はどうだった?」ときかれ、一瞬先生とは誰だが分からず困る。どうやら宣長を崇拝しているようだ。とにかく案内してもらう。
次に御城番屋敷へ。ここは紀州藩創設時に徳川家の精鋭横須賀組をそのまま紀州藩お抱えの部隊として連れて行き、その子孫がいまだに屋敷に住んでいるということ。他の城でもともともと周囲に家臣団がいたという展示はあるがここは本当に住んでいる。ためしに行ってみると普通に家。一軒だけ公開されていたので見た。展示によると「今は会社を作って運営していてその規約には徳川頼宣となんとか和尚への感謝を忘れないこととある」いう。なんかすごい。
郷土資料館へ。商店の看板は芸術品だった。他はそんなに騒ぐものはない。ここから駅に向かいながら松阪商人の館へ。木綿商人の館である。細い道を曲がると左手にずっと屋敷がある。この少し黄味がかった壁が良い。中には万両箱なるものがあったりする。さて見学するのだが奥の部屋に子供やおばさん、老人がいる。なんだか分からないが怖いので近づかない。ゆっくり壁や柱や階段を見て蔵へ行く。蔵の急な階段は好き。普通の蔵だが展示物はいつもの「長者番付」があった。どこの豪商の家にもあるな。今回の小津家もランクイン。結構知っている家がランクインしている。これを1人でずっと見ていた。
ここにいてもしょうがないので駅へ向かう。すると
〜強風のため紀勢線は松阪・高茶屋間で運転を見合わせております〜
駅員に「亀山まで行きたい」といったら、とりあえず近鉄で津へ行けと言われる。そういえば18切符って振り替えないんだよな…ということで、390円払い近鉄の津までの切符を買って津へ行く。これで運転見合せ区間の端の高茶屋は突破したがなぜか動いていない。津でバスを探そうと、外に出て三交のバス案内所で聞くも直通は無いとのこと。ということで近鉄で桑名まで行く。桑名で関西本線に乗り換え、予定より2時間30分遅れの15時47分JRの関着。
関から名古屋に行くのに8時に間に合うには17時29分発に乗る必要がある。よって街道までの移動時間をみると見られるのは90分。これは見きれない。キャリーを担いで住宅地の中を走り16時にまちなみ資料館着。展示物はそこまで興味はない。ここでも家屋を見て次の旅館を改装した資料館でも鑑賞。ここの宿場は間口が狭いので江戸側が通り抜けの土間、京側が部屋というようにきめてプライバシーを守っている。いまだったらルールを守らない人が出るだろう。
さて資料館はさっさと見て街道を走る。ここでもキリスト看板発見。詳細はググって欲しい。京側の入口である西追分まですべてスルーして走り西追分につく。
ここからは戻りつつひたすら鑑賞タイム。地元民が暮らしているので車が多くて危ない。とにかく超ゆっくり歩いて写真を取り捲りながら鑑賞。両側に木造家屋が立ち並ぶ街道。実にすばらしい。吹屋は車がこないので見易いが、ここは少し見難い。だが純粋な家屋(といっても呉服屋宿屋電気屋など色々)の並ぶ街道は良い。壁の隅に動物の飾りがあるのは面白い。こういうところに少しでも美術を入れるかどうかで価値が変わる。一見同じだが細かいところはいろいろと違った建物があり、気に入ったのは数件の宿屋。そして時間が無いので地蔵院をスルーし進むがほぼ日没。暗い街道というのもまたよし。時間があれば東追分まで行きたいがタイムアップし駅に戻る。