2011/8/26 滋賀県近江八幡市、愛知県名古屋市
概要
日時 | 2011/8/26 04:00〜24:30 |
行き先 | 滋賀県近江八幡市 |
目的 | 重伝建地区見学 |
同行者 | 無し |
鉄道乗車距離 | 939.8q |
発着時刻 | 駅名 | 行先 |
---|---|---|
04:35 | 品川 | 東海道線 普通 熱海行 |
06:15 06:20 |
熱海 | 東海道線 普通 島田行 |
08:10 08:16 |
島田 | 東海道線 普通 浜松行 |
09:01 09:10 |
浜松 | 東海道線 普通 豊橋行 |
09:45 09:51 |
豊橋 | 東海道線 新快速 大垣行 |
10:41 11:00 |
名古屋 | 東海道線 快速 大垣行 |
10:31 10:42 |
大垣 | 東海道線 普通 米原行 |
11:18 11:20 |
米原 | 東海道線 新快速 姫路行 |
12:39 | 近江八幡 | (到着) |
15:19 | 近江八幡 | 東海道線 新快速 長浜行 |
15:38 15:59 |
米原 | 東海道線 普通 大垣行 |
16:32 16:40 |
大垣 | 東海道線 新快速 豊橋行 |
17:12 | 名古屋 | (到着) |
18:15 | 名古屋 | 東海道線 新快速 豊橋行 |
19:07 19:11 |
豊橋 | 東海道線 普通 浜松行 |
19:46 19:58 |
浜松 | 東海道線 普通 静岡行 |
21:07 21:13 |
静岡 | 東海道線 普通 熱海行 |
22:29 22:33 |
熱海 | 東海道線 普通 品川行 |
00:09 | 品川 | (到着) |
当日の流れ
3:30に起床し、4時に家を出発し品川駅まで20分ほど歩きました。マイクロソフトや京王は深夜業務中です。早朝の品川駅には潰れた酔っ払いや始発待ちの客がそこそこいます。
青春18きっぷで構内に入り、4:35品川始発東海道線で西へ向かいます。ガラガラだったので先頭の4人用シートを1人で使いました。サークルの合宿でよく鉄道を使い西へ行きますが、MLながらを使用するかもっと遅く出発するので朝の相模湾は初めてでした。とてもきれいです。6:15に熱海へ到着です。車窓からホテルが見えます。良さげなところです。しかし下車したことはありませんね。
そして、6:20に島田行に乗りました。熱海から乗車する客はそこそこ居ます。空席はありますが外を見てるので立ってました。おっさんに「君、空いてるよ」とか言われましたが断ります。そして8:10に付きました。
8:16に浜松行に乗ります。この列車は熱海始発であるため空席はありませんでした。9:01に浜松に到着です。
9:10の豊橋行に乗ります。ここまで来るともう人々の活動時間ですから、当然混雑しているので立ちました。この辺りまで来ると遠出した気になります。途中浜名湖の近くにはリゾートマンションが有りました。確かに名古屋と東京に近いので立地はそこそこ良いのかもしれません。そして9:45に豊橋に到着です。
9:51の新快速大垣行に乗ります。やっと普通列車から解放されました。初めて乗る路線なら何時間普通列車でも構いませんが、割と乗っている路線は…。その上立ち続けるのもきついのです。
豊橋出発直後に飯田線の「秘境駅号」とすれ違いました。この辺りでは車窓から名鉄が見えるようになります。あの赤い車両が見えると愛知県に来たな、と感じますね。
また、熱海辺りからおっさんと常に同じ車両(先頭)でした。その上おっさんはずっと良い撮影位置をキープしているため私は大して撮影できませんでした。そして10:41名古屋着です。JRビル、名鉄百貨店、明治村の広告を見ると名古屋に来たなぁ、と思います。おっさんとはここで別れました。
大垣行なのに名古屋で降りました。というのも、大垣まで乗るとそこの接続が悪く、1本あとの快速と同じ列車に乗ることになります。大垣で待つのもなんなので名古屋で降りてみました。ここでは朝食を買い、駅構内をふらついたくらいです。
11:00の大垣行に乗ります豊橋始発なので当然混んでいて座れません。11:31大垣着。
11:42に米原行に乗ります。また普通列車に…。ここは座れました。この区間の東海道線はもう10回くらい通ったことがある気がします。途中の関ヶ原駅は降りてみたいですが機会が無いので…。「赤いきつね」「緑のたぬき」などインスタントのそば・うどんの味付けが東西で違うのは有名ですが、この辺りがの味付けの境界だとか。本当に「関」ですね。そして12:18に米原につきました。
12:20の新快速姫路行に乗ります。これに乗ると、やっと関西に来た感じがします。7月の合宿ではMLながらからの新快速播州赤穂行だったので、姫路行は2010年夏以来でしょう。そうして、12:39にやっと目的地の近江八幡に到着しました。
今回の目的は重要伝統的建造物群保存地区に指定されている地区の見学です。つまり、伝統的な日本の建造物が面として多数残されている地域です。ここは八幡掘、日牟禮八幡宮、永町通り、新町通り付近を中心に、近江商人たちの屋敷が残されています。とはいえ有名なのは八幡堀でしょう。ここの旧市街は未だ地名が昔のまま(魚屋町、慈恩寺町元など)な上に、街路が碁盤の目なのでgoogle mapでもすぐに旧市街だとわかりますね。
ひとまず、観光案内所で地図をもらいます。ここの案内所は目立つところではなかったような…。ここから20分ほど歩くと旧市街に到着します。バスもあったのですが歩きたかったので。とはいえ歩いている途中に面白いものはなかったのでバスをお勧めします。
まずはヴォリーズと言うアメリカ人(けいおん!の豊郷小学校を設計した人)の設計した洋館が有る地域に行きます。重伝建地区というと木造日本家屋がイメージされやすいですが、なにも江戸時代以前の町並みでないと登録されない訳でなく、昭和前期の普通の町並みでも登録されることはあるので、戦前、地域は限定されますがよく建てられた洋館が多数残っているのは割とあることです。ここでは木造家屋の町並みの中に一部だけ煉瓦塀の続く道が有りました。風情が有ります。
次に、郷土資料館と歴史民俗博物館(隣接)に行きます。ともに元は近江商人の屋敷で、前者は洋館、後者は日本式です。こういう資料館の「昔の暮らし」コーナーみたいなところの展示は全国どこでも似ているので、最近飽きてきました。硯や桶なんていままでいくつ見たかわかりません。ここで面白かったのは、初期のバイクやこの付近の伝統である山車の実物(煮干し、海苔など食べ物でできている)を見たことでしょうか。食べ物でできた山車はにおいが強烈ですが初めて見たのでじっくり見ました。まあ、重伝建地区では多くの資料館が文化的価値のある建造物の中にあるので建物を見るだけでも面白いものです。
この次は隣接する旧西川邸に行きました。まあ、商人の屋敷ですね。こういうのはすごく好きですが、色々なところで見学したので最近新鮮さを感じなくなってきました。ガイドしてもらうと新発見は当然あるんですがね。
資料館は終わったので、日牟禮八幡宮や八幡堀の辺りへ行きます。この八幡宮は131年創建と言われていますし、現在も別表神社指定されてますし格はあります。昔は近江商人の守護神として崇敬されていたようです。堀を渡って境内へ入るんですが、堀は面白そうなので飛ばして先に八幡宮に参拝することにしました。結構いい雰囲気の神社なのですが、団体客が多い上にバスが慶大と柵一つ挟んだ駐車場を走っているので雰囲気が壊されているように思います。自動車と伝統の両立はすごく難しい問題です。
参拝自体は長くかかるものではないですから、堀へ向かいます。多くの重伝建地区は写真一枚で紹介されるとき木造家屋の町並みが使われますが、ここはほとんどの場合八幡堀だと思います。街並みが悪い、と言うわけではないのですがこの堀はとても素晴らしい風情なので使われるのでしょう。
橋の上から見るだけでは面白くありませんから、岸に降りてみました。木と建物が両側にあるので薄暗いところです。観光用の小舟が係留されていましたね。乗ってみたいものですが時間が無いので無理です。近年でも、コンクリ護岸化されていない川自体は地方に行けばよくありますが、土の川岸までそこそこ大きな建物がせっている地域と言うのはあまり見ませんから、ここは新鮮です。堀だけでも見に行く価値はあると思います。
さて、見終わったので駅に向かいます。帰りは別ルートを歩きましたが、こちらは重伝建指定されていませんが割と古い建物が有りました。しかし修理が必要なものも多いです。重伝建地区は補助金が出ますが、それ以外は補助が出ませんからね。こういうものは切り捨て、重伝建だけをしっかり保存する、というのも良いんですが広い地域での建築保存がなされると私はうれしいですが、現実的には無理かもしれません…。途中で、甲子園の常連校である八幡商業の野球部グラウンドが有りました。野球部が普通に練習していますね。
そんなことで、15時過ぎに駅に戻りました。この日は列車に大幅な遅延が起こっていたようで、解消されつつありましたが15:04発予定の新快速に15:19に乗りました。まあ本数が多いですから遅れはそんなに問題ありません。とはいえ、2010年夏には姫路行新快速乗車中に酷い遅れが発生して、新大阪で脱出し岡山まで新幹線ワープしました。今回は時間がそこそこあったので京都まで行くだけ行ってみようかと思いましたが、ギリギリ時間不足で断念です。途中、彦根駅で近江鉄道の車両が見えました。結局、問題なく15:38に米原につきます。ここでしらさぎに遭遇。ここからは15:59の豊橋行に乗り、最終的に17:12名古屋着です。
18:15の新快速が、東京都内に到着できる最終列車なので1時間あります。ということで、行ったことのないテレビ塔付近へ行こうかと。一時は壊されるとかいう話もありましたしね。
さて、急いで地下鉄東山線に乗り栄に向かいます。前に伏見駅付近に泊まったことが有るので東山線はそこそこわかりスムーズに乗れました。名古屋〜栄しか乗ったことはないですが、私が乗った時はこの路線いつも混んでます。ちなみに、7月に買って使い道がなかったmanacaをここで使いました。manacaとtoicaで別れてるのは不便ですね。東京もsuica圏とpasmo圏が相互利用できるようになる前は不便でした。余談ですが、名古屋市営地下鉄の桜通線は、工事費がかかりすぎたせいで日本最悪の赤字路線だとか…。
さて、栄につきました。サンシャイン栄と言う京楽のビル直結でした。なにやら賑わっているビルです。駅の外では、祭りをやっていたようです。山車が有ったりライブをやってたりとずいぶん賑やかで面白かったです。時間的にテレビ塔内部は無理なので、近くに行って外から見て帰りました。1954年建設、180mで灰色の地味で小さいものですが、割とこういうのは好きです。日本初の集約電波塔だとか。テレビ塔、となっていますが地デジ化されているので今は停波したようです…。テレビ塔は建設当初から、真下に名城線を通すことが決まっており、土台が浅いそうです。タワーの下に地下鉄を通すのは世界でも類を見ない工事だったとか。工法も特殊だったようです。
時間も押していますので駅へ帰ります。予定通り、夕食を買って18:15発の新快速豊橋行に乗車します。時間が時間ですから、かなり混んでいました。隣の人に押された状態でドアとボックスシートのL字の所に押し込められていました。これがそこそこ長く続くので割とつらいです。
この後は豊橋、浜松、静岡、熱海経由で品川に0:09分着です。京浜急行下り普通列車の終電はもう行ってしまっているため、歩いて帰ります。
そんなことで、鈍行日帰り近江八幡の旅は終了です。ヤフオクで3000円で落とした18きっぷだけでここまで楽しめるのは良いことです。