2011/12/21 近畿旅行3日目 生野銀山

概要

行き先 兵庫県朝来市 生野銀山
目的 鉱山関連見学
同行者 7人
鉄道乗車距離 327.6q


発着時刻 駅名 行先
07:08 新大阪 東海道本線 普通 網干行
07:14
07:20
尼崎 福知山線 普通 福知山行
08:56
09:00
谷川 加古川線 普通 西脇市行
09:28
09:34
西脇市 加古川線 普通 加古川行
10:19
10:28
加古川 山陽本線 普通 網干行
10:45
10:57
姫路 播但線 普通 寺前行
11:40
11:47
寺前 播但線 普通 和田山行
12:35 生野 (到着)
16:25 生野 播但線 普通 寺前行
16:42
16:47
寺前 播但線 普通 姫路行
17:32
17:42
姫路 東海道本線 新快速 野洲行
18:49 新大阪 (到着)

当日の流れ

予定ではこの日に若狭熊川宿に行く予定だった。しかし天気予報で熊川のある若狭町の天気を見たところ、この日は曇り時々にわか雨、4日目は暴風雪だったので4日目の方が楽しいと思い、2日目と4日目を入れ替えこの日は生野銀山に行くことにした。

本来、5:53の新快速で出発する予定だったので5:30にロビーに行くと、もっと早く出る予定だった部員に「このホテル6時までエレベーター動かないんですけど」と言われる。ビルの高層階を2つ使っているだけのホテルなので、エレベーターを24時間稼働させられないようだ。公式サイトを見ると、チェックアウトは6時以降と書いてあるが、連泊でも6時以前に外に出られないとは書いていない。もう2度とここには泊まらないだろう。

経路を調べ、7:11の普通西明石行で出発した。そして尼崎で福知山線快速に乗り換え、川西池田からは普通に乗る。この普通列車は退役間近の113系だった。その後は谷川で降り、加古川線に乗り換える。珍しいことに、ハーフの地元民が乗っていた。この列車はガラガラで、途中から2両編成のうち1両には部員しか乗っていなかった。そのためシートに寝たりつり革で遊んだりといろいろできた。また、日本へそ公園という不思議な駅や不思議な宗教施設もあった。これは田口辺りが詳しいであろう。 そして西脇市で乗り換え、加古川へ行き姫路から播但線に乗り換える。ここは結構混んでいる。次に寺前で乗り換えるが、非電化区間に入りキハ40の1両編成になった。これで生野に着いたのは12:08である。約5時間。

生野から銀山へは約4qあり、バスで行きたいところだが本数が少ないので歩くことに。この町はすっかり衰退しており、古い木造家屋やさびたトタン屋根はもちろん、半壊した家屋さえあった。私が早く歩きすぎて途中で離散したが、最終的に合流したので良しとする。

生野銀山へ着き、まずはトロッコを見た。当時は物資や人員に運搬にトロッコを使っていたそうだ。次に資料館へ行く。鉱山の成立や坑道の模型、歴史的文書など充実している。三菱グループが経営しているだけに、施設のクオリティが高い。

その後は近くの試し掘りの穴を見て、13:30からの坑道ツアーを待った。坑道ツアーは観光客の少ない冬季に無料で行っている物で、今回は部員しか参加者がいなかった。まずは資料館にもう一度行き解説を聞き、坑道へ入った。私が前行った吉岡銅山笹畝坑道とは比べ物にならない規模で、全長1qが公開されている。(写真の物ではない。写真の物は試掘りの小さい穴。)

この坑道は江戸時代の坑道を無視して明治にダイナマイトで掘ったものなので、天井や側面に江戸時代の細い穴が多くみられる面白い坑道だった。江戸時代の手掘り坑道は人一人がやっと通れる広さなのだが、明治の坑道は立って歩ける広さである。内部には多くの人形(電動)や機械が置いてあり、サンドスライム充填法など採掘法の解説もされている。ただ、説明が無いと完全な理解は難しそうなのでガイドを頼むべきだろう。また、坑内で島本が細い穴を発見したがガイドの人はその存在を知らなかった。変な角度で小さい穴がたくさんあるので、誰もすべては把握できないようだ。この鉱山の最深部付近の坑道も、今は入れないためにどうなっているか分からないという。

そして1時間ほどのツアーは終了し、今度は露天掘りの跡へ向かった。岩肌の露出した山の間の道を進むと、小さい穴がたくさんある。また、山を縦方向一直線に削っているところもあった。これらは江戸時代以前の人々が山を歩き、露頭を見つけるとそこから銀を探して下に掘っていったことで生まれた。小さい穴は内部につながっているため、すべてフェンスで囲まれ中に入れないがフェンスが破られているものがいくつも見られた。誰か入ったのだろうか。

こうして生野銀山を後にしたが、バスの時間がネットで調べたものとなぜか違い、歩く羽目になった。列車まで時間が無かったので急いで歩いたが、当然離散した。とはいえ最後部も発車5分前には到着したので良しとする。

さて、ここから和田山方面へ行くつもりだったが、なぜか間違えて姫路方面へ行ってしまう。同じ時刻に列車が来たので間違えたようだ。この結果、乗り間違えたので早くホテルに着いたという珍事が起きた。

ちなみに夜の新大阪駅に、きたぐにを見に行った。