2012/8/6〜7 北海道旅行1日目 リゾートしらかみ

概要

行き先 東北地方日本海側
目的 リゾートしらかみ乗車・青森市花火大会
同行者 なし
鉄道乗車距離 938.8q


発着時刻 駅名 行先
22:20 新馬場 京急本線 普通 品川行
22:23
22:31
品川 山手線 渋谷・新宿方面行
22:51
23:10
新宿 快速 ムーンライトえちご 新潟行
04:51
04:56
新潟 白新線 快速 村上行
05:52
05:56
村上 羽越本線 普通 酒田行
07:57
08:00
余目 陸羽西線 普通 新庄行
08:52 新庄 (到着)
11:23 新庄 奥羽本線 普通 秋田行
14:01
14:10
秋田 奥羽本線・五能線 快速 リゾートしらかみ 青森行
18:09
18:14
川部 奥羽本線 普通 青森行
18:55 青森 (到着)

当日の流れ

8月の頭に北海道東日本パスを使い、往復はまなす・稚内1泊・札幌1泊の旅行に行った。

まずはMLえちごで出発する。東北本線回りならばはまなすに乗る日の朝に東京を出ても間に合うのだが、日本海回りだと前日夜に出ないと間に合わないのだ。ちなみに、昨日の早朝MLえちごで新潟に着いたのにこの日もえちごに乗っている。

4:51に新潟に着き、白新線快速村上行に乗車した。結構多くの人が流れる。村上から酒田方面に乗り継ぐが、これも多くの人が流れる。

酒田へ向かう人が多い中、私と数人は余目で降りた。ここから陸羽西線で新庄へ行くのだ。この路線は愛称が「最上川清流ライン」となっているように最上川沿いを主に走る。実際、線路沿いを流れているのが見える。途中駅には川下りの船着き場の案内が掲示されている物もあり、多少観光客は居た。

新庄に到着したが、ここで2時間半待ちである。新幹線・特急もないので秋田方面に進むには待つしかない。駅内には「新幹線大曲延伸を!」をいうポスターがあるが、確かに延伸した方が便利だろう。

まずは駅を探索した。新幹線の終着駅という事か、木材やガラスを多用した立派な内装だった。地元の祭りで使われる「連獅子」も展示されている。また、観光協会の事務所やお土産屋、イベントスペースも設置されている。駅内には机といすが設置されており、本来はお土産を買った観光客や待ち時間に何かを食べる人間向けなのだろうが、勉強している高校生が使っていた。駅で勉強、というスタイルは初めて見た。また、エスカレーターに「1つのステップに2人以上載らないでください」と有った。つまり1人しか載ってはいけないのだ。1ステップに2人乗れ、という一般的な方針とは異なっているが間違いなのか?


駅に居ても暇なので、商店街へ出かけた。新しい感じの商店街で、説明板を見ると駅が開業してから市街地と駅を結ぶ道路沿いに商店街ができた、と有った。ここを徘徊し、郷野目ストアという大型スーパーに入ってみた。お盆が近いので、贈答品が充実している。また、農業県だけあって県内産の農産物が多かった。お菓子コーナーには幾つか初見のお菓子が有ったが、微妙だったので買わなかった。

その後は駅に戻った。しかしまだ時間が余ったので、駅にある学校や市の広報を見ていた。駅に学校の広報があるのは初めて見た。新幹線停車駅にこういう地域密着の物があるのは面白い。それでも時間が余ったので、待合室に入った。高齢者が沢山いて、椅子は大体埋まっていた。テレビでは女子サッカーの試合をやっていたが、日本が勝った。ちょうど日本が勝ったころに列車が来る時間になったので、改札内へ入った。

新庄駅は(当然だが)新幹線と在来線がホームを共用している。車両の格差を感じる。ここから秋田行に乗った。この辺りは3年前とこの前の春に乗ったが、あまり面白い印象を受けなかった。ロングシートなので「楽しむ」というより「耐える」という感じである。新聞を読んだりして過ごした。

秋田からは五能線の観光列車、リゾートしらかみに乗車した。この列車は海沿いを走るので、海側の窓側を取らなければならない。混むこともあるというので私は指定券発売と当時に注文し、無事1号車2番A席を確保した。このような事前情報が有ったが、乗車してみると乗客は少なかった。乗車率は5割を切ってるんじゃなかろうか。ただ、海沿い窓側はすべて埋まっている。一人で来ている男性が多い印象である。座席は非常にゆったりとしていて、普通の特急車両より快適かもしれない。空いているので隣の席も使えて良かった。

車内販売が来たので、昼食として鳥わっぱ弁当を買った。1号車は最後に回ってくる号車だったので、私が買ったものが最後の鳥わっぱだった。私が購入した後、後ろのおっさんが買おうとしていたが売り切れだと言われて諦めていた。

五能線区間に入るとずっと海岸沿いを走る。岩がゴロゴロした海岸と広い田畑がどこまでも広がっている。人間の存在は途中ちょこちょこと現れる漁村で確認できるが、かなりの田舎である。とはいえ、白神山地や温泉を抱える路線であるため、途中で乗下車する人は意外にいる。1日三本走るリゾートしらかみだが、うち一本は千畳敷駅で観光の為の停車時間があるが、この列車はどの駅にも長時間は止まらなかった。


途中、五所川原で津軽鉄道の機関者・客車が。冬にストーブ列車になるものだろう。その後も延々と走り、川部駅に着いた。この列車は弘前に寄り、スイッチバックして青森へ向かうが、川部で奥羽本線に乗り換えれば20分早く青森に着ける。そのため、ここで降りることにした。ここには五能線普通列車のキハ40もいた。この塗装は結構好き。また、今まで乗ってきたリゾートしらかみの車体を見てみた。この列車はローカル線にありがちなキハ40を改造して立派にしたものなのだが、先頭部こそ近代的なのに連結部は普通のキハ40であった。少し残念。また、

奥羽本線の車内は青森市花火大会に行くための人間でかなり混んでいる。そして、若干の遅れで青森駅に着いた。この辺りでトワイライトを見た気がするが時間が合わない気がする…。

青森駅ホームは、春に来た時とは比べ物にならない混雑だった。花火大会の客が一斉に港の方へ向かうのである。この時私は夕食確保よりも良席確保を優先し、すぐに青森港へ向かった。結局、10分くらい歩いて港に掛かる橋をくぐり岸の方まで進んだ。海を見てみると、飛鳥Uが停泊している。この日の青森市花火大会ではねぶたが海上を動くので、それを見るようだ。ここで待っていると、ねぶたの運行が始まった。文字通り、ねぶたを1つ載せた船がけん引されて湾内を動き回るのだ。初めは飛鳥Uのあたりをうろうろしていたが、その後はねぶたが岸の方へ何台もやってきた。これらは前日までの陸上での祭りで賞を受けたもので、JRやサンロードなど企業が作ったものである。ねぶたの横には関係者が並んでいて、運行時には「皆様のおかげで入賞しました今後ともよろしくお願いします」というようなことをマイクで喋っている。地方の祭り、という印象を受けた。

長いことねぶたが動き回りった後は花火大会である。周りはカップルや家族連れ、友人連れが多かったが前の方にぎゅうぎゅうになっているので1人でもあまり関係なかった。「県内初の二尺玉が登場!」と宣伝しているが、この二尺玉というのは結構他県で打ち上げられているものである。花火大会の規模は県内一にとどまる程度だが、ねぶたの海上運行が有ることと人が少ないので東京湾などより良席で見られるので結構良い花火大会である。21時に花火大会は囚虜したのだが、私のいた辺りは放送がほとんど聞こえず、終わったのかどうか周りも皆わからない状態が5分ほど続き、誰かが警備員に聞きに行って終了だと分かった。最後はなんか拍子抜けである。

花火大会終了後はみな一斉に帰る。私は夜行に乗るので臨時で延長営業しているお土産屋を徘徊した。JRも青い森鉄道も臨時列車を出すが、それでも駅はかなり混んでいる。私はこの後急行はまなすで札幌に向かうので待合室へ向かった。売店で夕食を買おうと思ったが、花火大会の客に商品をほとんど買われた後であった。春とは大違い。そのため、駅前のファミマに行った。こちらもかなり混んでいるが、商品はまだあった。

この頃になるとはまなすの客も結構到着している。22時になると駅の売店は閉まるので、皆適当に過ごしている。この日も満席であった。